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官僚制の逆機能 †

  • 官僚制は,本来は合理的な管理・支配の制度として生み出されたものである。しかし,人間性に対する配慮が欠けているため,さまざまな予期しないマイナスの効果(逆機能)が出てきた。
    • たとえば,組織全体よりも自分自身の所属する利益が優先されて全体の利益につながらないとか,組織の力と自分の力を混同し,外部に対して威圧的な行動をとるとか,規則の客観的な適用が重視され,人間的な配慮が足りないなどの逆機能である。
  • 社会学者のマートンは、官僚制のさまざまな問題点を指摘。
  • 規則や命令をかたくなに重視すると、それさえ守りすればよいということで、内部では形式主義、事なかれ主義になる。外部に対しては面倒な手続きをおしつける繁文縟礼(はんぶんじょくれい)となる。
  • 権限の原則、専門化は、各部門の利益ばかりを考えるセクショナリズムを生みやすく、責任の回避、秘密主義、権威主義といった欠点となる。
  • 上下関係の階層秩序は、下層に無関心を生みやすい。
  • これらの逆機能が強まると、合理的なはずの官僚制が、非効率的なものとなる。不評な「官僚主義」はこの側面といえよう。